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作品セツメイ
観客動員数は700万人、累計興行収入86億円を突破し。 歴代の邦画実写映画で6位という輝かしい記録を残した映画『 永遠の0 』のコミカライズ版が LINE マンガに登場。
V6の 岡田准一さんが主役を勤めたことでも有名なこのマンガの“ タイトル ”だけは聞いたことがあるという人は少なくないだろう。
戦争映画というだけで、敬遠しがちな人も少なくないが、映画では伝わりにくかった内容をしっかりと現代の私たちに読み取りやすく“ 加工 ”しなおした作品だ。
特攻隊員の孫という重たい設定だが、映画や小説よりも『 見やすい 』作品にしあがっている。
『 特攻の島 』と共に戦後の悲劇的な特攻兵器の搭乗員たちが描かれている作品だが『 特攻の島 』に比べると、不思議とこの『 永遠の0 』のマンガ版には悲壮感はあまり感じにくい。
絵柄のせいもあるのかもしれないが、特攻隊員たちが未来の私たちに託したかった夢や、希望が感じ取られやすくなっているからかもしれない。
簡単なアラスジ
司法試験に落ち続けて 4年。 ゼミの中では期待の星だった『 佐伯健太郎 』はだらだらとした怠惰な日々を過ごしていた。
「 エンジンさえかかれば…… 」
鬱々とした日々を過ごす健太郎は出版社に勤める姉から、実の祖父の取材を依頼される。
健太郎の母親も会ったことがない祖父は、終戦間際に戦死した特攻隊員だった。
なぜ健太郎の祖父である『 宮部久蔵 』は特攻隊員に志願したのか。 どういう思いで、死んでいったのか。
健太郎は取材を続けていくうちに、自分のルーツと祖父の思いを知ることになる――。
ここがポイント !
戦争をテーマにしたマンガにありがちな、悲壮感は不思議と感じられません。 たしかに、思わず涙ぐんでしまうようなシーンはありますが、そこにはそれぞれの特攻隊員たちの『 思い 』が詰まっているような気がします。
原作の『 永遠の0 』百田 尚樹氏の父親などから影響を与えられているというこtからも、かなりリアリティのある作品だということが伺えるでしょう。
また、マンガだからこその表現があるため、より読みやすい作品となっています。
悲壮感満載の作品ではなく、特攻隊員となった人々の気持ちも丁寧に描かれている作品なので、映画を見られていない方や、原作小説を見られていないかも是非読んで頂きたい作品です。
評価
映画館で泣いた人もぜひ度 ☆☆☆☆☆☆☆☆
読みやすいでしょう度 ☆☆☆☆☆☆☆
この記事を書いたライター テラ別府 |