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新しい LINE 詐欺のキーワードは『 借金 』
愛知県警は「 LINE 」を使って、住所不定、無職の少年( 19 )が女性を装い現金約104万円を騙し取ったとして、この少年を逮捕した。
愛知県警によると LINE を使った詐欺容疑での逮捕が日本では初だという。
さて、今回の LINE での詐欺は『 借金 』がキーワード。
逮捕された少年は LINE を使って、自ら女性を装い
「 ヤクザに借金していて返すまでほぼ監禁されている 」
とウソの書き込みをして、愛知県の男性からお金を騙し取ったというのが、今回の手口だ。
なぜ、考えればウソだと分かりそうな手口に、愛知県の男性は引っかかり、約104万円もの金額を騙し取られたのだろうか?
約200人にメッセージを送るという根気のいる作業
今回の詐欺で逮捕された容疑者は
このようなメッセージを約200人にも送ったとされている。
今回、愛知県の男性以外にも、東京や北海道など計6人の男性からも現金を騙し取ったという話もあり。
詐欺被害者の数は、決して少なくない。
LINE 以外でもこういった詐欺は多数あるが、こういった詐欺の根本にあるものは“ 数打ちゃ当たる ”の精神だ。
YOUTUBE などで
「 6億円があたってしまったのですが…… 」
といういかにも胡散臭い文言を誰もが一度は見たことがあるのではないだろうか?
こういったネットでの詐欺の手口は、基本的には変わらない。
フィッシングサイトと同じく“ 数打ちゃ当たる ”の精神なのだ。
まず、こういったメッセージに返信してしまう人は100人中10人くらいだと考えてもらって良いだろう。
その中の10人中、2~3人は実際に詐欺に対してお金を払ってしまう。
これがネットで行われる詐欺の基本的な方法だ。
詐欺に使われるキーワードが違うだけで、ネットが生まれた初期からこういった詐欺は有名だった。
有名になのにも関らず、引っかかってしまう人は必ずいるし、完璧に防ぐことは難しい。
今回の少年のように200人もの LINE ユーザーにメッセージを送れば何人かは必ず騙されてしまう。
こういった『 胡散臭い 』メッセージが来たら返信せずに無視をするのが、詐欺に引っかからずに済む一番の方法だという事を覚えておいていただきたい。
LINE での詐欺に引っかからないための、対策
こういった詐欺の手口は巧妙化しても、根本の部分は同じである。
なので、対策をとるのは難しくない。
もしも、怪しげなメッセージが LINE で送られてきたら以下のことに注意して欲しい。
- 知らない人から送られたメッセージの掲載URLを不用意にクリックしない
- 知らない人からのメッセージには返事をしない
- ID・パスワード・クレジット番号・住所など個人情報を送って欲しいメッセージは詐欺だと割り切る
とりあえず、上記の項目を意識していただければ、ほとんどの詐欺は防げるだろう。
中にはアナタの友だちを装ってメッセージを送ってくるやからもいるので、友だちの名前でメッセージが届いたとしても、念のための注意は必要かもしれない。
しかし、詐欺の手口をしっかりと知っておけば、アナタが被害者になることはまず無いので安心して欲しい。
知らない人から送られてきメッセージなどには、十分注意して益々 LINE を安心して楽しんで頂きたい。
この記事を書いたライター 益田マスター |