さいとうたかおの隠れた傑作LINEマンガ『サバイバル』の紹介

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作品セツメイ

突然ですが、もしもの時の備えってできていますか?

地震大国である日本は、いつどこで大規模な地震が起こってもおかしくない地政学上のリスクを抱えています。

2016年4月にあった熊本地震のように、比較的安全だとされている地域でも地震があったことを考えると、日本人として日本列島で生きる限りは、もしもの時の備えは、怠ることが出来ないと言わざるを得ないでしょう。

そんなもしもの時に役に立つかも知れない漫画が、『サバイバル』です。

 

『ゴルゴ13』でお馴染みのさいとうたかお先生の隠れた名作の1つなのですが、これがまーよく出来ている!

かなり生々しい作品で、なかなかショッキングなシーンも多数登場しますが、これがなかなかどうして面白い。

万が一の備えのためにも、読んで置いて損はありませんよ。

 

簡単なアラスジ

洞窟を探検していた鈴木サトルと、友だちたちは、突然の大地震に襲われて散り散りになってしまいます。

洞窟の水が突如としてうねりを上げ、サトルを襲ったものの、なんとかサトルだけは助かることが出来ました。

しかし、助かったのは命だけで、状況はなにも変わっていなかった。

出典:サバイバル より

サトルはなんとかこの状況から脱出すべく、SOSのサインを地面に大きく書いたりしたものの状況は変わらず、むしろ飢えと披露で、状況は悪化していくばかり。

なんとか生き抜くために、サトルは生き残るためのサバイバルを開始します。

川をせき止め、魚を取るためにリュックに穴を開け、原始的な追い込み漁をやってみたり。

出典:サバイバル より

(ちなみに、とったどーはこっちの方が先です)

取った魚を狙う鳥を捕まえようと罠を作ってみたり、

出典:サバイバル より

ホントもう、サバイバル!

しかも、サトルたちが生きていた街は、そこにはなく陸続きだったはずの土地はほとんどが大地震により水没。

サトルは、サバイバル生活をしながら、生き延びるために、孤独に自然と戦い続けるのでした。

果たして、サトルは無事、この島から生きて出られるのか?
今、壮大なサトルのサバイバル生活がはじまる――。

 

ここがポイント !

この作品のなにがすごいかって、最近の漫画にはないほどリアルなんです。

劇画タッチな絵柄のさいとうたかお先生が描く作品ということもあって、絵柄だけ見てもリアリティがあるのですが、それ以上に作品に登場するサバイバルの知識がリアル!

序盤ではまだ人間らしいモノを食べているサトルですが、物語が進むに連れ、とても私たちでは食べないようなモノに手を出します。

そこら辺、ちょっとグロいですが、それに耐えられるなら、本作品は非常に面白い作品です!

ここ最近の作品には無い、重厚なリアリティ。
もしもの時の備えに、ぜひご一読されてみてはいかが?

 

『サバイバル』の評価

僕、絶対この世界だったら生きていけない……度
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(測定不能)

ガチサバイバル過ぎて引くわぁ度
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

テラ別府の笑顔アイコンこの記事を書いたライター
テラ別府