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LINEの便利な機能を使うことで、大学サークルを簡単に運営することができるLINEの活用法を紹介します。本記事では具体例としてボードゲームサークルを例に挙げて解説していきます。
(1) 「投票機能」でイベントの企画を絞り込みます。
(2) 「日程調整機能」で予定を決めます。
(3) 「イベント機能」で参加メンバーの確認をします。
(4) 参加費は「LINE Pay」で送金手続きをします。
(5) イベントの実況をLINEグループのタイムラインで投稿します。
(6) LINEノートとアルバムにイベントの報告レポートを投稿します。
LINEには便利な機能がいくつもあります。
この便利な機能を使えば、サークル運営だけではなく飲み会やイベントの幹事になったときでも安心です。
そしてとても分かりやすく、簡単です。
目次
(1) 「投票機能」でイベントの企画を絞り込みます。
まず、サークルメンバーがどんなイベントに興味があるかアンケートを取ることから始めます。
ボードゲームといってもたくさんの種類があり、簡単なルールのものや本格的な時間のかかるものもあります。サークルのメンバーにもみんなでワイワイ楽しく遊びたいと思って参加されている方がいたり、少人数でじっくりと長時間考えながら遊びたいと思って参加されている方がいたりします。全員がまったく同じゲームを一緒にすることはなかなか難しいので誰がどんなゲームをしたいのかを知ることが必要になってきます。そこでアンケートを取ることで、誰がどんなゲームをしたいのかがはっきりと分かるようになります。
投票は匿名にすることもできますが、この場合は「誰が」「どんなゲームを」ということが大切ですので匿名ではない投票に設定したほうがいいでしょう。
いくつか企画案の項目が決まったら、LINEの機能「投票」を設定します。
ボードゲームといってもたくさんの種類があります。ルールが簡単でプレイ時間も10分程度のゲームもありますし、本格的にルールも複雑でプレイ時間も1時間以上するゲームもあります。参加メンバーがどういうゲームで遊びたいかをアンケートで知ることでイベントの運営がスムーズになります。初心者向けのゲームで遊びたい方、本格的なゲームで遊びたい方いろいろな参加メンバーがいますのでミスマッチを防ぐ効果もあります。
また、アンケートの回答者が自分で項目を追加することもできます。
投票機能の項目はある程度事前に考えていたほうがいいかもしれません。
多数決で決めてもいいですし、同数程度のイベントがある場合は再度アンケートを取ることもできます。
(2) 「日程調整機能」で予定を決めます。
ある程度どういうイベントをするかを決めたら「日程調整」を使い開催日を決めます。
ここが一番重要かもしれません。なかなか参加メンバーの予定が決まらず困ることが多いからです。いつも使っている会場の予約が取れずネットで何件も調べてようやく会場が決定することもあります。
また、本格的なボードゲームの場合、事前にゲーム内容を調べなければならないときもあります。
ですが、ご安心を。
LINEの「日程調整」には期限が設定できるのです。
残りの日数が表示されるので、「早く回答しないと」というように思ってもらえることが多いです。
それでも遅れるサークルメンバーには「日程調整のご協力をお願いします。」とメンションで連絡すれば遅れていることに気づいて「何日と何日だったらOK、時間は何時まで」というふうに返事が返ってきます。
ボードゲーム会の場合は、とくに用意するものがないので調整はとてもやりやすいです。何か道具を使うとか、予約の人数がきっちりと決まらないといけないわけではありませんので、そういう意味では運営しやすいサークルではないかと思います。
そのかわり、会話が中心のゲームが多いので「誰と誰を同じテーブルに配置するか」「どのくらいの時間で1つのゲームをするか」という気遣いができるかどうかが重要になってきます。ゲーム会に参加したみんなが楽しめるかどうかに影響してくると思います。
(3) 「イベント機能」で参加メンバーの確認をします。
日程調整でいくつかの開催日候補が分かったところで、「イベント」を立ち上げます。
イベント機能では「参加・不参加・未定」を選択できます。「誰が参加できるか、不参加か、未定か」ということが一覧表示されて、とても分かりやすいです。
予定が変わっても後で変更することができます。ゲーム会の主催者としては困ったことに「連絡もなく、参加予定だったのに不参加になっている」というようなことが何度かありました。
その対策として、ある日時の時点での状態をスクリーンショットして保存しておくという方法を考えました。
この方法にしてからは連絡違いでトラブルになることが少なくなりました。
それでもやはり連絡違いや勘違いなどが発生することもあります。
そのため、ルールを決めてLINEノートで共有するようにしています。また、確認したことを履歴として残すためにLINEノートのルールを見たら、スタンプを押してもらうことにしています。
イベント機能のルールとして次のようなことを決めています。
「参加・不参加が変わったら設定を変更して、主催者にメッセージを送る」
「メッセージを送っていなければ変更の決定としては認めない」
(4) 参加費は「LINE Pay」で送金手続きをします。
お金の管理。ゲーム会の主催者や幹事として最も重要な仕事です。でも、計算が苦手な私にとってはとても苦痛でやりたくない作業です。
お釣りの用意や回収の確認をゲーム会当日にしていては時間の余裕がなくなってしまいます。回収忘れや、逆に同じ人から2回回収してしまいそうになることもありお金の管理はとても気を使います。
ボードゲーム会では1,000円程度の参加費を回収するだけですが、飲み会や食事会などではもう少し金額が上がりより注意が必要になってきます。人数も増えれば、それだけ神経を使うことになります。イベントの司会もやらなければならないとしたら、楽しむどころではなくただの苦痛を伴う無報酬の労働になってしまいます。
それでは何のためにメンバー募集をして、企画を考え、アンケートを取り、日程調整をして、イベント予約・会場の設営などをするのか分かりません。
自分がゲームを楽しむ余裕なんてまったくありません。イベント中でも不参加のメンバーから問い合わせが来たり、急に参加できないかとメッセージが来たりしてしまいます。
「LINE Pay」を使うようになってからは「送金されたかチェックするだけの簡単作業」になりました。
LINE Payを使っているメンバーが少なかったので使い方を説明するのに少し手間がかかりました。ネットで検索すれば解説されているサイトがたくさん見つかりますので、各自で確認してもらうようにしました。どうしても分からないという場合は、直接会った時に実際に操作しながら登録・送金手続きをしてもらいました。
(5) イベントの実況をLINEグループのタイムラインで投稿します。
ゲーム会に参加できないけど雰囲気を知りたいというメンバーも多いです。
ゲーム会終了後に、こういう感じでしたという報告をLINEノートに書いていましたが、ゲームに夢中になりすぎてあまり写真を撮っていなかったり、他のメンバーの様子を覚えていなかったりしていました。
そこで、メンバー各自でどんどん写真やコメントを投稿してもらうようにお願いしたところ、楽しそうなゲーム会の雰囲気がとてもよく伝わるようになりました。まるで実況中継のようになることもあります。
投稿したタイムラインに参加できなかったメンバーにコメントしてもらいます。これで、ゲーム会に参加できなくても一緒に楽しむことができるようになります。そして、「次回はぜひ参加したい!」という意見をいただくことが増えました。
その方がゲーム会に参加して今度は写真を投稿する側になることで別の方が「次回はぜひ参加したい!」という好循環を実現することができます。
このときの注意点として、通知が大量に来るのが困るというメンバーもいるということです。
やりすぎ注意の連絡をしても、どこまでがOKでどこまでがやりすぎなのか線引きが難しい状況になることが多いと思います。
この問題の解決策として、「通知がたくさん来ても大丈夫なLINEグループ(タイムライン投稿用)」を作りました。そうすることで、「投稿を楽しむメンバー」と「通知が大量に来るのは困るメンバー」のどちらもゲーム会に仲間として参加することができます。
中には何か問題が発生したらすぐに何の連絡もなく退会してしまう方もいます。ですが、いろいろな人が集まるサークルには問題が発生するのが当たり前だという意識があるかないかでその後のやり方は大きく違ってくると思います。
少しでも嫌なことがあったらすぐに退会する人は、別のグループに入っても同じことを繰り返すのではないかと思います。
せっかく参加したのだから、問題があれば解決できる方法をみんなで考えるのも社会人サークルの楽しみの一つのような気がします。
(6) LINEノートとアルバムにイベントの報告レポートを投稿します。
タイムラインで投稿してもらった写真をアルバムにまとめます。
新規にメンバーとして参加された方は過去のタイムラインを見ることができないためです。
アルバムにまとめる作業はiPhoneやスマホのタッチ操作なので少しの空き時間にできてしまいます。それほど大変な作業だと感じたことはありません。ボードゲームに興味があってLINEグループには登録してもらっていても、ゲーム会に参加せずに退会してしまうメンバーもいます。
どういう雰囲気のゲーム会なのかが分からず参加しようか迷っているうちに興味が薄れてしまうようです。やってみるとルールが簡単で会話が楽しいゲームがたくさんあるのにとてももったいないと思っていました。
LINEのアルバムにこれまで以上にたくさんゲーム会の写真を載せることで少しでも参加してみようという気持ちになっていただけるようになりました。
写真だけでは細かな紹介ができないので、LINEノートも活用しています。
アルバムの写真をもとにコメントをつけてゲーム会が終わっても楽しめるようにしています。
ゲーム会でも問題点や改善点などを気づいた場合もコメントに書いてもらうようにしています。そうすることで一部のメンバーは楽しめているけど、中には楽しめていない方もいることに気がつかないことを防げます。みんなが楽しめるようなゲーム会にしていきたいと考えています。
LINEノートを使って、問題があれば相談しながら良い方法を見つけていくことができる仕組みを作ることができました。ゲームや謎解きの問題を解くような気持で楽しみながら少しずつゲーム会の発展を進めています。
何度か(1)から(6)の手順で進めてみるとメンバーの方もだんだんと慣れてきますので、よりスムーズになっていきます。
「こうしたらより良くなるのでは?」という気づきや意見が出てくることもあります。
やればやるほど簡単に楽になっていきますので、その分サークル活動に集中できるようになります。今となっては、LINEがなくてはボードゲームサークルの運営ができないのではないかと思うほどです。
ただ、1つだけ失敗談があります。
朝、起きてすぐに新規メンバーをグループに招待しようとして、自分で作ったLINEグループを退会してしまったことがあります。
招待するボタンと退会するボタンがとても近くにあるため、寝ぼけて押し間違えてしまったようです。お昼ぐらいまで気が付きませんでした。メンバーの何人から「どうして退会してしまったのですか?」とメッセージが来てボタンを押し間違えたことに気づきました。
すぐに招待してもらったので大丈夫だったのですが、グループの過去のタイムラインを見ることができなくなってしまいました。バックアップはとってあったので大きな問題にはなりませんでしたが、とてもびっくりした失敗談でした。
まとめ
インターネットのWEBサービスで日程調整やイベント立ち上げ、アルバム公開、ブログや日記のサービス、少額の料金支払いサービスなどがたくさんあります。
でも、いくつものサービスを使い分けるのはとてもめんどうに感じます。iPhoneやスマホで複数のWEBサービスを切り替えて使うより、「LINE」の機能を使いこなす方が何倍も簡単です。WEBサービスごとに使い方やレイアウト、設定方法などが違っているので、それぞれ覚えなければなりません。
「LINE」を使えば1つのアプリで使い方は共通していますのでとても覚えるのが早いと思います。
LINEの機能を使いこなしてサークルの運営を簡単にする方法を紹介してきましたが、すべての機能を使う必要はありません。
自分の管理しているサークルや団体にあったものを選んでいくことが重要だと思います。別のWEBサービスと組み合わせることで利用するメンバーにとってさらに良い方法が見つかるかもしれません。
日程調整を使わずにいきなりイベントの日時を決めた方がメンバーの評価が高い場合もあるかもしれません。メンバーの数が増えれば増えるほど運営の仕方はシンプルに分かりやすくしていく必要が出てきます。
さて、サークルや趣味のグループなどで主催者・幹事をされている皆さん。
LINEの便利な機能を使いこなして楽しみながら運営をしてみませんか?
この記事を書いたライター 益田マスター |